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とぶわにといっしょに かんこくとあそぼ!

林明子

こんとあき
「こんとあき」林明子

「あき」のおもり役としておばあちゃんのところからやって来た、キツネのぬいぐるみの「こん」。
あきが大きくなるにつれて、こんもだんだん古くなり、とうとう腕がほころびてしまった。
「さきゅうまちに かえって おばあちゃんに なおしてもらってくる」というこんに、あきは「わたしもつれてって」。
2人だけの、大冒険が始まった。

しっぽを電車のドアにはさまれたり、犬に砂の中に埋められたり…。
次々と大変な目にあっても
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言い続け、あきに心配をかけまいとする、こん。
おばあちゃんの家を目指し、こんをおぶって広大な砂丘を必死に歩く、あき。
互いを思いやるふたりの友情に、胸が熱くなる。



なんといっても魅力的なのは、こんのキャラクター。
すいすいと電車に乗ったり、おいしい駅弁に詳しかったりと妙にたくましく、
世慣れしているのがおかしい。
そして、必死であきを守ろうとするけなげなその姿が、
読み手の心をぎゅっとつかむ。(門倉紫麻)



出版社 / 著者からの内容紹介

こんは、おばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみ。
ある日なかよしのあきとふたりで、おばあちゃんに会いに行くことになりましたが……。
幼い子の心をとりこにする魅力あふれる絵本。



読んであげるなら:4才から

自分で読むなら:小学低学年から






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